「第2回例会」は,美唄やきとりの美味しい作り方がテーマでした。
北海道のやきとりには,「美唄やきとり」と「室蘭やきとり」があり,どちらも道産子には非常に有名です。因みに「室蘭やきとり」は,「豚肉」を使用しているのですが,何故か「やきとり(?)」と言います。
「美唄やきとり」は,美唄市出身の三船福太郎・よし子夫妻が「廃鶏」を利用して考案されたもの。
現在は廃鶏ではありませんが,3代目の女性店主が味を引き継いでいます。
今回は,こちらを取り上げました。
1.講師
有限会社エスパシオ(「元祖美唄やきとり」や「もつソバ」を提供
する飲食店を道内で経営をしています)の秘書・オフィスマネージャー平石宣子さん。
「有限会社エスパシオ」の扱い商品とマスコットキャラクター
2.美唄やき鳥について
簡単にまとめてみますと次のようになります。
「串一本で鶏一羽」をキャッチフレーズに,鶏を余すことなく全て食べられるバーベキューのようなやきとりです。一本の串にモモ肉,レバー,砂肝,ハツ,キンカン,皮などがバランスよく刺してあり,以前は炭鉱の街であった「美唄」で,炭鉱マン達やその家族に本当に愛され,食べられてきました。
お祭り,田植え,クリスマス,誕生日など,イベントの時には必ず美唄市民の食卓に数十本も並べられる御馳走なのです。全国7大やきとりの1つである「美唄やきとり」は,鶏モツと玉ネギを塩コショウで味付けして炭焼きしています。
3.参加者のコメント
(参加者)→思いがけないテーマで,発見もあり,楽しい時間でした。北海道の
名物やきとり“美唄やきとり”の真髄をもっと多くの方に知ってほしいと思
いました。
(参加者)→とても勉強になりました。美唄やきとりと室蘭やきとりの違いや使
用している材料など知らない事が多く,興味深い内容でした。鶏をムダにし
ないという美唄の方の考え方も素晴らしいです。
(参加者)→「元祖美唄やきとり」は炭鉱マンが好んで食した等々の奥深い歴史
と材料に驚きました。特に,好んで食べる方が多いと言う卵には興味を覚え,詳しく尋ねました。